delifas!  healthylife tips No9

太らない、老けないために。知っておくべき肝臓のはたらき

なんとなく疲れが抜けにくかったり、体がだるく眠くなりやすい・・・

そんな症状がある方は、もしかすると肝臓の疲れが原因かもしれません。

 

食べ過ぎや飲み過ぎなどにより、機能が低下すると、ダイエットにも美容にもエイジングにも影響してくる臓器

それが肝臓です。

肝臓というと、アルコールの代謝をすることは有名ですよね。

でも、それだけじゃないのです!肝臓は細かく分ければ500以上もの働きをするとも言われています。

今回のコラムは、「太らない、老けないために。知っておくべき肝臓のはたらき」についてです。

これを読むと、もっと肝臓をいたわってあげたくなるはず・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

肝臓はこんなに働いていた!

 

・肝臓は、ほぼ全ての代謝に関わっている。

糖質、たんぱく質、脂質、ビタミンなど・・・食べたものは、胃や腸で消化された後、栄養素は肝臓に運ばれ、体内で使える形やエネルギーへ作り変えられます。

ホルモンや神経伝達物質の素材なども肝臓で代謝されています。

 

アルコールをはじめとして、薬や食品添加物、アンモニアなど体に有害なものを毒のない状態にしたり、体内に毒素を溜め込まないように、血液中の毒素を取り除く水分代謝を行うのも肝臓の仕事です。

また便秘により、大腸に便が溜まってしまった際に有害物質が発生しますが、この代謝も肝臓が行っています

 

・栄養素・血液を蓄える

エネルギーの元となるグリコーゲンや脂質、ビタミン、ミネラル類など多くの栄養素の蓄えているのも肝臓です。血液も肝臓にためられていて、血管を流れる血液の量の調整も行っています

 

・脂肪の消化吸収を助ける

肝臓では、古い赤血球やコレステロールから胆汁を作ります。胆汁によって、脂肪は消化・吸収がしやすくされるため、胆汁が十分でないと消化・吸収の量が落ち、十分な栄養素を体に取り込むことが出来なくなってしまいます。また胆汁不足による消化不良が便を硬くし、便秘の原因となることもあります。

 

・2000種類以上の酵素を作り出す!

肝臓は解毒や代謝をするために2000種類以上の酵素を作り出すと言われています。これら酵素を作り出す時には、たんぱく質が必要となります。肝臓では、栄養素の代謝、エネルギー源の生産、毒素の排出など、すべて自らで作り出した酵素を利用して行っているのです。

 

 

疲れた肝臓はこんなことを引き起こす・・・

 

肝臓は一つでこんなにいろいろな働きをしているため、アルコール処理、暴飲暴食で負担がかかると、様々な支障をきたします。

 

・基礎代謝の27%は肝臓で担っている。

肝臓では上で述べた通り、さまざまな代謝を行っているため、肝臓が疲れて機能が低下すると、

身体のエネルギー産生や栄養素の貯蔵することができなくなるばかりか、栄養状態も低下します。

 

また、基礎代謝と言って、呼吸や体温調節などによるエネルギー消費の27%は肝臓が担っています。

つまり、肝臓の機能が衰えると、全体の代謝量が落ちるため、肥満を招きやすくなるのです。

脂っこいものや甘い物ばかり食べていると、肝臓での代謝に負担がかかり、肝機能の低下を招きます。

 

 

・老化の原因!活性酸素の発生

肝臓は、代謝や有毒物質の解毒、消化酵素を助ける胆汁の生成など、生命の維持にとって大切な働きをしており、

その中で、肝臓は酸素を大量に消費するため、活性酸素が発生しやすいのです。

 

活性酸素が発生しても、活性酸素を除去する酵素がしっかりと働く抗酸化力があれば、肝臓の酸化を防ぐことができますが、

酵素量の不足や肝機能が低下すれば、老化現象が進みやすくなります。

 

・むくみが起こりやすくなる

肝機能が低下すると、肝臓で作っている『アルブミン』という血管内に水分を貯めておくタンパク質が減ってしまいます。

正常な状態では、『アルブミン』が血管内に貯めているはずの水分が、血管内から細胞間に染み出してしまうため、

むくみを生じます。

また肝機能の低下により、静脈の流れも滞ってしまい、むくみが起こりやすくなります。

 

 

・肝臓病による口臭も

体内に取り込まれた食べ物が消化される過程でアンモニアが発生します。

肝臓は、このアンモニアを尿素に変えて体外へ尿として排出させる働きをしますが、肝臓が疲れていると、

アンモニアを解毒する作用が追いつかず、排出しきれなくなります。

その結果、肺にもアンモニアの臭いが運ばれ、口臭となってしまいます。

肝臓機能の低下がより深刻となるほど、口臭も強くなります。

 

 

・コレステロール値、中性脂肪の上昇

肝臓の機能が低下すると、肝臓の働きである様々な栄養素の代謝が滞り、体が栄養不足となります。

それにより体はエネルギーを溜め込もうとするため、肝臓に中性脂肪が蓄積されていきます。

さらに、食べ過ぎや飲み過ぎなどによる余剰分は、血中に溢れ出し、血中の中性脂肪を増やすことにもつながります。

 

 

他人事ではない?!増加する肝機能異常4人に1人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人間ドック協会の調査によると、肝機能異常の認められた人の割合は2015年の検査では、調査開始当初の1984年では9.6%に比べて33.2%と。約3.5倍まで増えており、年々増加傾向にあります。(2015 年12月現在)

 

参考URL:http://www.ningen-dock.jp/wp/wp-content/uploads/2013/09/2ebf31e708cb165bd2c0b68fae972994.pdf

 

 

 

つまり、人間ドックを受けた人の4人に1人以上が肝機能に何かしらの異常を抱えているということになります。また、特に女性では加齢と共に、肥満、肝機能障害の割合が増える傾向にあります。

肝機能異常の代表、『脂肪肝』は正常時の10倍以上の脂肪が肝臓にたまっている状態です。

しかし、自覚症状は少なく、肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれる通り、症状が出た時にはもうかなり重症化している場合があります。

このような事態を避けるためにも、検査の受診や普段からのケアが重要です。

 

 

太らない、老けない肝臓を守るための注意点4つ

 

(1)食べ過ぎてしまった時は、2日以内に調整する

余分に摂ってしまった食べ物はまず、肝臓に糖分(グリコーゲン)として蓄えられます。肝臓に蓄えられる量は決まっているため、限度を超えた糖分は脂肪細胞に蓄えられます。この脂肪細胞へ溜まっていくことで、体脂肪が増えていき太ってしまうのです。

 

こうならないためには、肝臓に蓄えられている状態で使い切ることが重要です。その猶予期間が、約48時間と言われています。肝臓に蓄えられる量も約1食分のエネルギーと言われていますので、翌朝の食事で朝食を抜く。それ以上に食べ過ぎたと感じる時は、昼食も軽めにする。といったように調整をしていきましょう。難しく考えずに、食べ過ぎた分はその後の食事を減らして、トータルの食事量が一定量を超えないようにしていくことが大切です!

 

 

(2)プチ断食のすすめ

翌日の調整で、食べ過ぎ飲み過ぎを修正していくことはできますが、それでも繰り返していくと、体の中に余分なものが溜まってきてしまいます。

 

食事をするとその分、肝臓は代謝のために働かなければならないため、疲れてしまいます。暴飲暴食をしてしまった翌日にプチ断食をするのも良いでしょう。その際も水分はしっかり摂取しましょう!

 

お好みで、白湯にジンジャーやガラムマサラなどを少量加えた、スパイス白湯を朝の水分補給に取り入れるのもオススメです。

また、満腹状態は肝臓が働き続けることになり、疲れてしまいます。普段の食事でも腹八分目を意識しましょう。

 

 

(3)酵素補給にスムージー

プチ断食に加えて、生の果物・野菜を使ったジュースは、肝臓での代謝を助けるビタミン、ミネラルや酵素、またむくみの解消にも役立つカリウムも摂れるためおすすめです!特にビタミンは、肝臓が栄養素を処理する時に必要となるため、不足すると疲れやすさや体調不良を招いてしまいますが、スムージーなら手軽に補給しやすいです。また、食物繊維の補充もできるため、肝臓の負担を減らすために重要な便秘を予防することにもつながります。もちろんサラダや、そのまま果物として召し上がるのもいいですね。

 

まずは、取り入れやすい朝食に、スムージーを試してみましょう。

 

 

(4)お酒が好きな方へ。しっかりと水分を摂取して、二日酔いを予防する。

特に肝臓に大量のアルコールが来ると、アルコールは身体にとって害になる異物のため、優先的に分解・無毒化されます。

毎日大量のアルコールを飲み続けると、処理能力が追いつかなくなり、体に様々な障害が起こりやすくなります。

 

二日酔いの症状の一つに、脱水があります。肝臓がアルコールを代謝するには、水分が必要となるため、お酒を飲むときは、飲んだ後や翌朝も積極的に水分を摂りましょう!その際の摂取には、水が最適です。

また、お酒を飲む際もチェイサーを用意して、はさみながら飲み、血中のアルコール濃度を急激に上げないように気をつけたいですね。

 

 

 

肝機能が低下すると、肥満や更なる肝機能の低下を招きます。

たくさんの働きを行っている肝臓のことが、少しはお分りいただけたでしょうか?

上記を参考にして、美容と健康のためにも肝臓のことも労わっていきましょう。